ホークス9連戦初戦、8回無失点の千賀を指揮官称賛も「まだ100ではない」
8回の柳田2ランに感謝「サファテ使わなくてよくなった」
29日、ソフトバンクは日本ハムに4-0で快勝。先発の千賀滉大が8回を無四球無失点の好投で9勝目。工藤公康監督は「(9連戦の初戦に)リリーフを使わなくて済んだのは大きい」と、千賀の好投を称えた。
工藤監督は千賀に対し「よかったと思います。リズムもよかったし」と語りながらも、間髪を入れず「まだ100ではないと思う」と釘を刺した。「少しフォーム的に気にしているところを修正しているので、次かその次くらいには“100の千賀くん”を見せてくれるでしょう」と、さらなる進歩に期待を寄せた。
また、8回に柳田悠岐が放ったダメ押しの2ランについて「あの2点は大きかった。最後の打席でよく打ってくれたね。あれでサファテを使わなくてよくなった」と語った。サファテは「何かがあった時のために用意はさせていた」というが、実際にマウンドに上げる必要がなかったことは、明日以降に大きなプラス材料となるだろう。
9連戦をいい形でスタートさせたが、工藤監督は「この3連戦と次の京セラドームまではいいんだけど、8月の西武ドーム(メットライフドーム)はね…そこで体調を崩さないようにしないと」と、自らが熟知する真夏の所沢を警戒する。その上で「やっぱり勝つと気分も違う」と、まずは西武戦までの6連戦でしっかりと勝ち越すことを目指した。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)