カブス右翼手が本塁打を“横取り” まさかのキャッチに“被害”の打者が憤慨
カブス右翼ヘイワードが本塁打性の当たりをジャンピング好捕
メジャーに怪盗ルパンならぬ怪盗ホームランが現れた。28日(日本時間29日)敵地でのブルワーズ戦で、カブスの右翼手ジェイソン・ヘイワード外野手が、フェンス際で見事本塁打をジャンピングキャッチを披露。ホームラン間違いなしと思っていた打者ライアン・ブラウンは、ヘルメットを叩きつけて悔しがった。
驚きの美技が飛び出したのは、ブルワーズの1点リードで迎えた3回裏だった。無死二塁の場面で打席に立ったブラウンは、カブス先発キンタナが1ストライクから投げた2球目速球をフルスイング。グングン伸びた打球は右翼席へ飛び込む2ランホームランに、…なるかと思われたが、ここで驚愕のプレーが飛び出した。
打球を追ったヘイワードは、打球から目を切らずに左手でフェンスの位置を確認すると、大きくジャンプ。高く突き上げたグラブで柵越え間違いなしの打球をつかむと、着地するや否や併殺を狙って二塁へ送球した。
打ったブラウンはホームランと確信しながら走り始めたが、一塁を回ったところで“怪盗ヘイワード”の鮮やかな仕事を目撃すると、かぶっていたヘルメットを地面に叩きつけて悔しがった。
この超美技にカブスの実況チームも大興奮。「これは大きい打球だ。ヘイワードがジャンプする…なんとキャッチしました?!」と絶叫の実況を届けた。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は公式ツイッターで、「ジェイソン・ヘイワード Mr.君のホームランを盗んじゃうよ」というコメントと一緒に動画を公開。ファンは「ワオッ」「今週の最優秀プレーになるべき」「その調子!」と次々とコメントが寄せられた。
2年連続世界一を狙うカブスは、ブルワーズと熱い地区優勝争いを続けている。これから佳境を迎える中、“怪盗ヘイワード”の美技がチームの勝敗に大きな影響を与えることになりそうだ。