選抜覇者・大阪桐蔭が激戦制して3年ぶり9度目優勝、大冠は初出場ならず
“公立の雄”大冠は9回に食らいつくも一歩及ばず
第99回全国高校野球選手権大阪大会・決勝が30日に行われ、今春の選抜覇者、大阪桐蔭が初出場を目指した公立の大冠を10-8で破り、3年ぶり9度目の優勝を決めた。
大阪桐蔭は2回、2死二塁から9番・徳山の三塁線を破るタイムリー二塁打で1点先制に成功する。だが、3回に大冠打線が繋がった。1死満塁から5番・猪原がセンターへ適時打、寒川が左中間へタイムリー二塁打を放ち、一挙4点を奪って逆転に成功する。
直後の3回裏、大阪桐蔭は1死一、三塁から5番・山田のタイムリーで1点を返すと、5回には2死満塁から2者連続の押し出し四球で同点。さらには、6回に1番・藤原の右翼へのソロ弾で1点を勝ち越した。
5-4で迎えた8回には打線が爆発。無死から7番・坂之下がフェンス直撃の二塁打を放つと、8番・泉口が中前打、9番・徳山のセンター前タイムリーで1点追加。続く1番・藤原が中前へ安打を運ぶと、相手守備の乱れを見逃さず3点を加えた。さらに、2死三塁から代打・西島が左中間を破る二塁打を放ち、10点目を挙げた。
公立として19年ぶりの決勝進出を果たした大冠は、9回に2点差まで追い上げるなど、最後まで食らいついたが、初出場の夢を叶えることはできなかった。
(Full-Count編集部)