楽天が土壇場9回に逆転、連敗を3でストップ ゲーム差なしのまま首位守る

聖澤がが9回に逆転タイムリー、2位ソフトバンクも勝利

 パ・リーグ首位の楽天は30日、終盤9回に逆転して敵地でオリックスに4-3で勝利。連敗を3で止めた。2位のソフトバンクは本拠地で日本ハムに4-3で勝利。こちらは3連勝で、両チームはゲーム差なしのままとなっている。

 楽天は2回に嶋のタイムリーでオリックス先発・西から1点を先制。しかし、オリックスがマレーロのタイムリーですぐに1点を返すと、4回にもマレーロが勝ち越し2ラン。楽天先発の釜田はKOされた。

 楽天は7回にアマダーのソロ本塁打で1点を返すも、1点ビハインドのままゲームが進む。しかし、9回にルーキー黒木から2死一、二塁とチャンスを作り、聖澤が左中間を破る逆転2点タイムリー。あと1死から試合をひっくり返した。9回は福山が抑え、連敗を止めた。
 
 一方、ソフトバンクは初回にデスパイネが先制打を放つと、2回には川島のソロ本塁打が飛び出し2点をリード。日本ハムは4回に松本のソロ弾で1点差に迫るも、ソフトバンクは5回に今宮の2ランで突き放した。

 日本ハムは6回に中島がプロ9年目、2287打席目で初本塁打をマーク。8回には大谷のタイムリーで再び1点差に迫ったが、ソフトバンクが8回途中からサファテを投入。絶対守護神は回跨ぎで試合を締め、3連勝を飾った。

 首位楽天と2位ソフトバンクはゲーム差なしでこの日を迎えた。仮に楽天が敗れ、ソフトバンクが勝っても順位は入れ替わらず、「マイナス1ゲーム差」で楽天が首位を守るという珍現象になるところだった。しかし、楽天が土壇場で意地を見せ、ゲーム差なしのまま首位を守った。

(Full-Count編集部)

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