快進撃支えるもう1人の大砲 西武に「おかわり2世」ならぬ「山川穂高」あり
打撃だけでなく守備でも美技、重量打線の新たな得点源に
7月8日に待望の1軍再昇格を果たし、同日の楽天戦に代打で出場すると、いきなり値千金の同点2ラン。試合には敗れたものの、その存在をファンの心に強く焼き付けた。また、26日のオリックス戦、30日の千葉ロッテ戦では、いずれも勝ち越し適時打を放ってチームの連勝に大きく貢献し、お立ち台にも上がった。打席数は少ないながら、7月30日の時点で長打率は.483を記録。守備でも美技を披露し、1軍での自身の居場所を確立しつつある。
大型連戦が続き、主力選手にも次第に疲れが見え始めるシーズン後半戦。現在3位というチーム状況を考えると、試合を決める1点の重みが今まで以上に大きくなっていくことは間違いないだろう。偉大な先輩の背中を追いながらも自分らしいアーチを描く山川が、重量打線の新たな得点源となれるか。そのスケールはもはやファームの域には収まりきらない。眠れる獅子の完全覚醒を、ファンは心待ちにしている。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)