ダルビッシュ、首位独走ドジャースから求められ「光栄」 古巣には「感謝」
FAとなるシーズンオフには「色んなチームと話をするつもり」
レンジャーズのダルビッシュ有投手がトレード期限最終日の7月31日(日本時間8月1日)にドジャースへトレードで移籍することが決まった。トレードが締め切られる直前に現地で一報が報じられると、地元メディアが次々と速報。ウィリー・コルホーン外野手ら若手有望株と1対3のトレードとなったこともレポートされた。
地元メディアは、トレードが明るみになった直後にダルビッシュが会見に臨んだ模様なども速報。右腕は「(トレード期限となった現地時間)3時手前くらいで決まりそうって話があったので心の準備はしてた」とトレードとなった時の心境を振り返り、「レンジャーズでも2012年から6年目でチームメイトやファンの方々にお世話になって感謝しています」とチームへの想いを口にした。
また、現在メジャー最多の74勝を挙げ、ナ・リーグ西地区首位を独走するドジャースから求められたことについては「一番勝ってるチームからほしいと言われて光栄なことだと思う」と話した。
一方、オフにはフリーエージェント(FA)となるため、レンジャーズと再契約する可能性も残されているが、再び戻ってくるか否かを問われた際には「契約ごとなのでレンジャーズがめちゃめくちゃ低い契約を出して来たらそれは無理ですしそこは色んなチームと話をするつもり。まだそこに関しては何とも言えません」と答えた。
2015年開幕前にトミー・ジョン手術を受けており、レンジャーズでは2012年の入団以降、5シーズンプレー。通算122試合に登板し、52勝39敗、防御率3.42の好成績を収めた。また通算で782回2/3を投げ、960奪三振をマーク。2013年には277奪三振で最多奪三振にも輝いた。一方、今季はここまで22試合に先発登板し、6勝9敗、防御率4.01と思うように勝ち星を伸ばせていなかったが、味方の援護が少ないことも影響しており、その評価は依然として高い。
自身メジャーで初の移籍を経て新天地で輝けるか。ドジャースをワールドシリーズ制覇に導く活躍が期待される。
(Full-Count編集部)