トレード成立で米メディアも“ダルビッシュ狂想曲” ド軍ローテは「獰猛」に
ドジャースは鬼に金棒? 「彼は支配するポテンシャルを持つ男」
米紙「ワシントン・ポスト」電子版は「ドジャースはすでに野球界のスーパーチームだったが、彼らはユウ・ダルビッシュをトレードで獲得」と特集。盤石な強さを誇る球界最強のチームがさらなる補強に成功したことを驚きとともに報じている。記事によると、ファーラン・ザイディGMは「これはチームにとっては精神面での追い風になる」とダルビッシュ獲得がチームに及ぼす心理効果について語っていたという。
米全国紙「USAトゥデー」電子版も「歴史的に偉大なシーズンの真っ只中で、ドジャースは強化の一途を辿る」と特集。ドジャースが今季、イチロー外野手がルーキーだった2001年シーズンにマリナーズが記録したシーズン116勝というMLBタイ記録に、わずか2勝届かないペースで白星を重ねていることを紹介。「これはダルビッシュなしで全て成し遂げている。彼は支配するポテンシャルを持つ男だ」と称賛し、もはや鬼に金棒状態だと指摘している。
一方、レンジャーズの地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」電子版は「レンジャーズがドジャースに白旗を揚げたことで、ダルビッシュはついにワールドシリーズ制覇のチャンスを迎えた」と特集。ダルビッシュ個人にとっては、レンジャーズでの日々で叶えられなかった世界一に近づく移籍になったと報じた。
米メディアで“狂想曲“を巻き起こしたダルビッシュの衝撃トレード。果たして無双状態の続くドジャースは1988年以来のWS制覇を果たすことはできるのか。そして、ダルビッシュも悲願のワールドシリーズ優勝リングを手にすることができるのだろうか。
(Full-Count編集部)