広島が1点差勝利で貯金27、緒方監督は會澤称賛「今日のゲームはアツ」

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

早ければ2日にも優勝マジック36が点灯

 広島は1日、マツダスタジアムで行われた阪神戦に4-3で勝利した。序盤のリードを守り、貯金を今季最多の28としたチームは、2位阪神とのゲーム差を今季最大の11ゲームに広げた。

 先発の野村が7勝目を挙げたが、球数が多く6回で降板した。緒方監督は「真っ直ぐの強さは感じた。ゴロアウトも多かったし、三振も取れていた」と投球内容には満足したようで、降板に関しては「5回にハードラックが重なって球数が多くなってしまった」と説明。それでも「次の6回の投球は良かった。先発として、しっかりした投球をしてくれた」とエースを評価した。

 打線は、初回に鈴木とエルドレッドのタイムリーでいきなり3点を先制した。指揮官は「鈴木の先制打に、カントリー(エルドレッド)のタイムリーが大きかった。難しいボールだったが、コンパクトにコンタクトしていた。3点入って(野村)祐輔を楽になったと思う」とクリーンアップの活躍を喜んだ。

 投打の主軸が活躍しての勝利だったが、緒方監督は「今日のゲームはアツ」と捕手の會澤を称賛した。「粘って、粘って、三遊間にヒットしてくれた」と、追加点となる6回のタイムリーに加え、最終回の守備妨害によるゲームセットについて「あれはアツの大ファインプレー。しっかりアピールしてくれたから、こちらも審判に申し出ることができた。状況を考えても、当たり前のジャッジだった」と強調した。

 2日の試合で広島が阪神に勝ち、DeNAが敗れると広島に優勝マジック36が点灯するが、緒方監督は「全然、関係ない」と気にする様子はなかった。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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