カブス左腕レスターが現役左腕4人目2000奪三振達成、自身初本塁打で祝う

自身初本塁打も「あのホームランを勝利の興奮と代えたいくらい」

 誰もが驚いたのは、この日自ら祝砲を打ち上げたことだ。3回2死一塁の場面で打席に立つと、ダイヤモンドバックス先発コルビンの5球目をフルスイング。打球は弧を描きながら、左中間スタンドに飛び込む、キャリア初本塁打となった。

 7月にはキャリア初盗塁を決めるなど、最近は打席での貢献度もアップ。記事によれば、マドン監督は「あのスイングを見たか?非常にいい打撃で、芯で捉えられていた。技術的にはいいスイングをしているんだ」と、ベテラン左腕の打撃を褒めたそうだ。

 だが、レスターは5回先頭に死球を当てると2連打で1失点。なおも無死二、三塁の場面で勝利投手の権利を得ないままに降板を余儀なくされた。チームは16-4と大勝したものの、ベテラン左腕は試合後に「あのホームランを勝利の興奮と代えたいくらいだ」と、先発としての仕事を果たせなかったことに悔しさをにじませたという。

 両リーグでワールドシリーズ優勝、ノーヒットノーラン達成、2000奪三振など、さまざまな功績を重ねてこられたのも、自身に対する厳しさや勝利への執着心があるからなのかもしれない。

【動画】2000奪三振達成を自らのホームランで祝うカブスのジョン・レスター

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