ドジャースは「勝者」レンジャーズは「敗者」…米メディアがトレード格付け
レンジャーズは「そこまで悪い見返りではない」が…
ダルビッシュのトレードでも十分な見返りを手に入れられなかった。ドジャースからカルフーン内野手ら3選手を獲得したが、獲得を狙っていた屈指の有望株ベルドゥーゴ外野手、ビューラー投手、アルバレス投手は含まれず。最も期待できるカルフーンは、今季3Aで打率.298、23本塁打の数字を残しているが、関係者の話によると守備は期待できないそうだ。「そこまで悪い見返りではない」としながらも「トップ50に入る有望株を獲得できれば、さらによかっただろう」としている。
一方、ア・リーグ西地区を独走するアストロズも「敗者」に格付けされた。ブルージェイズとのトレードで、青木宣親外野手を放出してベテラン左腕リリアーノを獲得したが、先発でも救援でも「少なくともあと1人獲得すべきだった」と指摘。首の負傷から復帰が遅れているエース右腕カイケルを引き合いに出しながら「ピッチャー補強の失敗は心残りだ」と評価している。
この他には、アスレチックスからヤンキースにトレードされた右腕グレイ、トレード期限前に補強を済ませたカブスとダイヤモンドバックス、ナショナルズの救援陣、トレードされたプロスペクトたちが「勝者」と格付けされた。
また、オリオールズに加え、トレード話が浮上しながらオリオールズに止まっている守護神ブリトン、レッドソックスらが「敗者」の烙印を押された。
だが、真の勝者が決まるのは、ワールドシリーズが終わった時。果たして、ダルビッシュを獲得したドジャースは、1988年以来となるワールドシリーズ制覇を遂げ、真の勝者となれるのだろうか。
(Full-Count編集部)