ダルビッシュ放出、レンジャーズの決断に落胆の声 米紙はGMの手腕を疑問視
「この球団には10人近いプロスペクトが必要だった」
記事では、今夏レンジャーズがジョナサン・ルクロイ捕手、ジェレミー・ジェフレス投手、ダルビッシュの3選手を放出し、代わりに5人のプロスペクトを獲得したことに触れ、「この球団には10人近いプロスペクトが必要だった」と主力放出の対価としては物足りなかったと指摘。また、ダルビッシュに関してはトレードを期限ギリギリまで引っ張ったために、ドジャースに足元を見られる格好となったとし、「ドジャースの保有するハイレベルの若手有望株という真の見返りを失った」としている。
また、シーズン途中というトレードの時期についても苦言を呈し、「彼のトレード価値が最も高かった(今季開幕前の)オフに放出すべきだった」と指摘している。
エース右腕を放出したレンジャーズは1日(同2日)マリナーズ戦にも競り負けて4連敗。50勝56敗と借金6となった。ア・リーグ西地区では首位アストロズに19ゲーム差の4位、ワイルドカード争いでもプレーオフ出場権が得られる2位まで5.5ゲーミズ差と開いてしまった。ダニエルズGMは就任後にワールドシリーズ2度出場などの実績も残したが、今回の一件でダルビッシュ“ロス”に苦しむファンから、しばらくは厳しく糾弾されることになりそうだ。
(Full-Count編集部)