大阪桐蔭の春夏連覇を阻むのは? 関東勢に旋風の予感 どうなる夏の甲子園

140キロカルテットで頂点を狙う前橋育英、夏連覇がかかる作新学院

 前橋育英は140キロカルテットで2013年以来の夏の頂点を狙う。エースナンバーの右腕・皆川喬涼は150キロ近いストレートを投げ込む。皆川だけでなく、丸山和郁、吉澤悠、根岸崇裕の投手力は全国トップクラス。作新学院は史上7校目の夏の連覇を目指す。昨夏はベンチから外れた左腕・エースの大関秀太郎を中心に篠原聖弥、高山陽成らの投手力が安定。打線では3番の鈴木萌斗が地方大会で打率.565と打ちまくった。石戸智也、添田真聖の二遊間を中心とした守備力も高く、今年も上位を狙えるチームに仕上がった。

 花咲徳栄は投打のバランスが取れたチームで上位候補。昨年の甲子園も経験しているエースの149キロの速球右腕・清水達也と制球力のある綱脇慧の継投で埼玉大会を勝ち上がった。決勝の関東王者・浦和学院戦では綱脇、清水のリレーで5-2で勝利。2回戦からの7試合すべて2失点以内で勝利している。打線もつながりがあり強力。プロ注目の3番・西川愛也は埼玉大会打率5割。2年生4番の野村佑希もパンチ力がある。

 関東の強豪は他にもいる。

 激戦区・神奈川を勝ち抜いた横浜も侮れない。1年から3年まで能力の高い選手が揃う。4番の中堅手・増田珠は神奈川大会史上初の4戦連発の5本塁打の偉業を達成。今夏の甲子園で最も注目のバッターだ。コンゴ人の父と日本人の母を持つ万波中正は投手もでき、規格外のパワーを持つ。捕手で主将の福永奨もドラフト候補。2年生エース左腕の板川佳矢は中学時代、NOMOジャパンのメンバーだ。昨年のU-15日本代表のエースだった及川雅貴も1年生ながらメンバー入り。他にも有力な1年生が多くおり、甲子園デビューもありそうだ。

東海大菅生は投打ともに強力、二松学舎大付打線も破壊力抜群

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