名手コンビの“共同作業”で美技完成 遊撃手が素手捕球→強烈送球→一塁手が鮮やか捕球
ロイヤルズのゴールドグラブ賞コンビが美技「エクセレントなプレー」
ロイヤルズの名手2人が2日(日本時間3日)の敵地オリオールズ戦で美技を完成させた。
立ち上がりにいきなり見せ場が訪れた。初回、先頭ジョーンズがフルカウントから左腕バルガスの速球を叩くと、打球はマウンドで大きくはずみ、二塁ベース方向へと転がった。
すると、広大な守備範囲を誇ることで知られる遊撃のアルシデス・エスコバーが猛然とチャージ。スピードに乗ったままボールを素手で掴みとり、飛び跳ねるようにステップを踏みながら一塁へ強烈なボールを送った。わずか手前でショートバウンドしたが、これを一塁手のエリック・ホズマーが見事にすくい上げてアウト。バルガスを救う美技となった。
地元テレビ局の実況は「エスコバーとホズマーによるエクセレントなプレーです」と称賛。エスコバーは2015年に強者揃いのア・リーグ遊撃手部門で、ホズマーは一塁手部門で2013?15年に3年連続で、ゴールドグラブ賞に輝いている。名手2人による“共同作業”で、美技が完成した。
もっとも、ロイヤルズはこの試合、0-6で完敗。バルガスは美技を勝利につなげることはできなかった。