V字回復のきっかけか 巨人がNPB新記録6戦連続3本塁打以上

5戦連続本塁打の例は…1980年の近鉄は強力打線

 過去の5試合連続3本塁打以上の記録も見ていこう。順位はそのシーズンの最終順位。

【1980年近鉄・1位】

5月27日 南海 ○7-2(日生球場)
・3本 マニエル12、吹石5、栗橋8

5月28日 南海 ●4-6(日生球場)
・3本 平野7、栗橋9、梨田6

5月29日 南海 ○14-4(日生球場)
・3本 マニエル13、14、栗橋10

5月30日 日本ハム ○7-3(日生球場)
・3本 羽田5、吹石6、梨田7

6月3日日本ハム ○8-5(西京極球場)
・5本 羽田6、7、佐々木6、小川7、梨田8

計17本 羽田、栗橋、梨田、マニエル各3本、吹石2本

 この年の近鉄はチーム最多本塁打記録239本(当時)を記録。赤鬼マニエル、羽田耕一、栗橋茂、平野光泰が20本塁打、他に6人が10本塁打以上を打つけた外れの破壊力で優勝した。主として両翼90m、中堅116mの狭い日生球場で生まれた記録だ。

【1987年阪急・2位】
9月5日・ロッテ △5-5(秋田市営八橋球場)
・4本 熊野8、松永8、9、石嶺24

9月6日・ロッテ ○9-6(秋田市営八橋球場)
・5本 ブーマー26、27、蓑田12、藤田6、石嶺25

9月8日・近鉄 ○13-7(藤井寺球場)
・4本 ブーマー28、石嶺26、藤田7、弓岡5

9月9日・近鉄 ○6-4 (藤井寺球場)
・3本 高橋2、石嶺27、ブーマー29

9月10日・近鉄 ○6-3 (藤井寺球場)
・3本 石嶺28、藤田7、ブーマー30

19本 ブーマー5本、石嶺4本、藤田3本、松永2本

 ブーマー、石嶺の両主砲を中心とする強力打線で記録。本拠地の西宮球場ではなく、地方球場と敵地で記録された。

セ・リーグ初の記録は1991年の中日

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