安打積み上げるイチロー、米ファン改めて“論争”「20歳で渡米なら今頃1位」
「もしも」の議論も加熱「キャリア全てMLBで過ごしていたら、ローズの記録を超えていた」
背番号51に対して、もはや“定番”ともなっている「ヒットキング」「史上最高」といったワードに加え、今回は「もしも」の議論も加熱した。
「もし、イチローが20歳のときにアメリカでキャリアをスタートさせていたら、今頃は歴代トップになっていたことだろう」
「最高のスラップヒッターがここに。もしも、キャリアの全てをMLBで過ごしていたら、彼はピート・ローズの記録を超えていただろう。。。余裕で」
「彼は27歳になるまでMLBでプレーしていないんだ。もしも、20歳か21歳でキャリアをスタートさせていたならと思うと」
イチローは昨年6月15日のパドレス戦での二塁打で、ピート・ローズの持つメジャー通算最多安打記録4256安打を日米通算で抜いた。“世界記録”はその後も伸び続け、現時点で4339本となっている。
日本での安打の扱いをめぐっては、イチロー自身は“ローズ超え”の日に記者会見で「僕としては日米合わせた数字ということで、どうしたってケチが付くことは分かっている」と言及し、「ピート・ローズが喜んでくれてれば全然違うんですよ。それは全然違います。でもそうじゃないっていうふうに聞いているので。だから僕も興味がない」と胸中を明かしていた。ただ、米国でキャリアをスタートさせていたら何本の安打を重ねていたかと推測するファンは未だに多く、米国でもイチローこそが「ヒットキング」と主張する声は多い。
返信欄には「イチローはMLBに来てから3061本放ったのか? それとも日本のキャリア安打も合算しているのか?」というファンの声があり、「MLBオンリーだ。日本時代も加えると4600安打に迫っている」と訂正する人も。実際には261本の“ズレ”があったものの、イチローの凄さを強調したかったようだ。
「もしも」の議論に答えはない。ただ、歴代安打ランキングで浮上を続けるイチローの「ヒットキング論争」は、米国でまだまだ続きそうだ。