オリックス、懸案の「勝利の方程式」にメド 福良監督「最後はヘルメンで」
新守護神が2戦連続でセーブ記録
オリックスは6日、敵地で日本ハムを5-2で下して2連勝を飾った。3回にマレーロの8号2ランで先制し、4回には安達とT-岡田の適時打で3点を奪った。投げては先発の西が7回7安打2失点で5勝目。前日5日の同カードで来日初セーブを挙げた新守護神のヘルメンが2試合連続セーブを記録した。
懸案事項だった勝利の方程式が見えてきた。2試合連続でヘルメンに9回を任せた福良淳一監督は「しばらくこの形? そうですね。最後はヘルメンで。ヘルメンには伝えてあります」と話した。
7月22日に平野の出場選手登録を抹消した後、ルーキーの黒木を抑えに抜てきしたが、7月30日楽天戦、8月1日ソフトバンク戦と2試合連続でリードを守り切れず、防御率1点台のヘルメンに白羽の矢を立てた。ヘルメンは8回2死二塁からイニングまたぎで救援した前日に続き、この日は9回に登板して1四球を与えたものの無安打で締めた。
ヘルメンにつなぐセットアッパーについて指揮官は「黒木と近藤をどうするか」と臨機応変に構える考えだ。前日は7回から8回途中まで近藤が登板。この日は黒木が8回にリリーフして1安打無失点に抑えた。指揮官は大谷、中田から連続三振を奪った黒木について「いい時の黒木かな、今日は」と評価した。