恩師・星野氏が最多950登板の中日・岩瀬祝福「あいつだけ怒ったことがない」

「どこか痛いの痒いのを聞いたことがない」

「あいつだけ怒ったことがない。思い起こせば、ドラフト時は2位での逆指名をみんな反対していた。当然ドラフト1位、2位では先発投手の指名を考えるだろう。
先発投手としての評価は高くなかった。ただ俺は、左投手だし、リリーフでの起用を考えていた。

 初登板の広島戦では金本に打たれた。それでも山田投手コーチを呼んで、明日もチャンスがあったら使うぞ!と言った。その後も起用を続けて、それからは順調だった。試合をひっくり返された印象がないし、どこか痛いの痒いのを聞いたことがない。

 あいつはバッティングも良かったな。打順が回ってきても代打を出さなかった。

 とにかく『無事これ名馬』、体が強かったよな。先発にしようか迷ったこともあったが、このままリリーフでいこうと決めた。それでここまで来たんだな。凄いにつきる」

(Full-Count編集部)

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