前田健太は5回1失点も勝敗つかず 救援陣が逆転弾浴び、ド軍連勝4で止まる

5回1失点の力投をみせたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
5回1失点の力投をみせたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

降板後にプイグのホームランキャッチが飛び出すも…ワトソンが痛恨の満塁弾浴びる

 ドジャースの前田健太投手は8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発。5回4安打1失点6奪三振1四球の好投も、救援陣が逆転を許して今季11勝目は消え、勝敗はつかなかった。ナ・リーグ西地区を独走中のドジャースは3-6で敗れ、連勝は4でストップ。79勝33敗の勝率.705と相変わらず驚異的な勝率を誇るが、この日は救援陣が乱調だった。

 前田は初回に無死一、二塁とピンチを背負うも、ラムはライト正面のライナー。ゴールドシュミット、マルティネスと主軸2人を打ち取り、無失点で切り抜けた。2回も1安打を許しながら無失点。3回は3者凡退に仕留めた。

 ドジャース打線は4回、1死からターナーが先制のソロ本塁打。さらに、フォーサイスのタイムリーで2点目を奪った。その裏、前田はゴールドシュミットを右飛、マルティネスを遊ゴロに仕留めるなど、2イニング連続の3者凡退。味方の得点後の大事なイニングで快投する。

 しかし、5回は先頭アイアネッタへのスライダーが甘くなり、ソロ本塁打を浴びる。マルテのレフト前ヒットの後、一塁牽制で連携ミスが出て、三塁まで走者を進めたが、ピッチャーのゴッドリーは見逃し三振。さらに、ペラルタのピッチャー返しは素早い反応でジャンピングキャッチ。投ゴロで2アウトとすると、ポロックへの左中間へのフライを左翼テイラーがキャッチし、3アウトとした。

 ドジャースは直後の6回にターナーの2打席連続ソロ本塁打で貴重な追加点を奪取。前田は6回のマウンドには上がらず、2点のリードをもったまま92球で降板。この回、代わったバエスはラムにソロ弾を浴びて1点差に。しかし、1死からマルティネスの右翼へのホームラン性の当たりをプイグがジャンプしてもぎ取るスーパープレー。前田の白星を“ホームランキャッチ”で守った。

 ドジャースは細かい継投で1点のリードを守りに入るも、7回はモローが1死二塁のピンチを作り降板。続いてマウンドに上がったワトソンが死球と敬遠で2死満塁とし、ラムに痛恨の逆転満塁弾を被弾。前田の11勝目が消滅した。

 ドジャースはこのまま敗戦。前田はこの日、92球を投げてストライクは60球。防御率は3.69となった。また、前田は今季のイニング数が100回に到達したため、新たに出来高25万ドル(約2750万円)が追加。開幕ロースター入りボーナスの15万ドル(約1650万円)、先発15試合到達での100万ドル(約1億1000万円)も合わせ、今季の報酬は基本年俸(300万ドル)と合わせて、465万ドル(約5億1000万円)となった。

(Full-Count編集部)

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