一時は体重増で批判浴びた「パンダ」が…横っ飛び→膝立ち送球の華麗美技
Rソックス戦力外→ジャイアンツ復帰のサンドバルが好守「ホットコーナーを熟知」
レッドソックスを戦力外となり、ジャイアンツに復帰したパブロ・サンドバル内野手が華麗な美技を見せた。
9日(日本時間10日)の本拠地カブス戦。1-1で迎えた5回にカブスのゾブリストが左腕バムガーナーから三遊間へのゴロを放つ。抜けるかと思われた打球に、サンドバルがダイブ。ボールをグラブに収めると、両膝をついたまま一塁へ送球した。ファーストのジョーンズのわずか手前でワンバウンドしたが、すくい上げるように巧みにキャッチ。ゾブリストは間一髪でアウトとなった。
サンドバルはジャイアンツで3度の世界一に貢献。ポストシーズンで無類の強さを誇り、2012年にはワールドシリーズMVPに輝いた。「カンフー・パンダ」の愛称で絶大な人気を誇ったが、3度目の世界一に輝いた2014年オフにFAに。レッドソックスと5年総額9500万ドル(約104億円)の大型契約を結んだ。
しかし、新天地では不振にあえぎ、負傷もあって活躍できず。2019年まで契約が残っていたが、レッドソックスは7月に戦力外を通告し、“不良債権”を処理していた。その後、サンドバルはジャイアンツとマイナー契約を結んで復帰。今月に入って、メジャー復帰を果たしていた。
元々、重量級の選手だったが、レッドソックス時代には体重増も痛烈な批判が集まっていたサンドバル。しかし、この試合では軽やかな動きでファインプレーを見せた。打撃でも、復帰戦から4試合連続安打と結果を残している。
MLB公式サイトはツイッターで「パンダはホットコーナーについて熟知している」とこの動画を紹介。慣れ親しんだサンフランシスコでこのまま完全復活となるか、注目が集まるところだ。