「1点の壁が10点にも20点にも思える」―ロッテ伊東監督、連敗で嘆き節
前夜に続いて救援陣に抑え込まれる、「サファテが出てくる前に何とかと思ったが…」
またしてもロッテはソフトバンク戦で「1点の壁」に跳ね返された。
10日の試合。先発の唐川が初回に柳田に先制3ランを浴びたが、3回に角中が4試合連続適時打となる右翼線適時三塁打を放ち、1点差に詰め寄った。今季3試合全敗で、過去7試合で一度も勝てていなかった苦手東浜をとらえた。
しかし、直後の4回に唐川はまた3失点で4点差に。それでも打線は食らいつき、5回に荻野貴の2号2ラン、6回には「カットボールが甘く入ってきたのでしっかり捉えることができた」と、ペーニャが東浜から5点目の左前適時打を放ち、1点差とした。
ただ、8回から登板のモイネロ、サファテの鉄板リレーの前に三振の山で3者凡退を繰り返し、前夜と同じパターンで敗戦。「1点の壁が10点にも20点にも思える。サファテが出てくる前に何とかと思ったが、その壁が厚い」と伊東監督。11日からは西武との3連戦で酒居が先陣を切る。指揮官は「振り回してくるし、逃げたらやられる。(酒居は)この前の(楽天戦で)いいイメージをもって投げられると思うので、それに期待したい」とルーキーに託した。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)