広陵が中京大中京に逆転勝利、3発含む16安打10得点で9年ぶり初戦突破
高校代表候補の捕手・中村は2発含む4安打3打点
第99回全国高等学校野球選手権大会は11日、大会第4日が行われ、第1試合は広陵(広島)が中京大中京(愛知)に10-6で逆転勝ちし、2008年以来となる9年ぶりの初戦突破を果たした。先発・平元と捕手・中村の高校代表候補バッテリーが強打の中京大中京打線を6回2失点に封じ、16安打10得点の大勝に繋げた。
大会屈指の強豪対決カードがズラリと並ぶ第4日。注目の第1試合で先制点を挙げたのは、中京大中京だった。3回先頭の1番・伊藤康がセンターへ先制ソロを叩き込むと、高校通算56本塁打の4番・鵜飼が2死から四球と盗塁、暴投で三進。続く諸橋の内野安打で2点目を追加した。
が、広陵は先発・平元がその後をきっちり抑えると、5回まで3安打に抑えられていた打線が6回に爆発した。まずは1死から3番・中村がライトへソロ弾を放つと、続く加川からの3連打で2点を追加。一気に逆転に成功する。
7回も打線の勢いは止まらない。1死二塁から途中出場の2番・佐藤が左中間へ2点弾を叩き込むと、2死二塁から5番・高田誠がセンターへ適時三塁打で、この回も3点を加えた。8回には、1死一、三塁から適時打と犠飛で2点を追加し、なおも2死一塁の場面で3番・中村がこの日2本目となる2ランを右翼席へ運び、10点目を叩き出した。
中京大中京は8回、9回に粘りを見せ、反撃したが万事休す。夏の甲子園では史上最多7度の優勝を誇る強豪校も、勢いづいた広陵に追いつくことはできなかった。
(Full-Count編集部)