智弁和歌山が6点差逆転で初戦突破 興南との“春夏優勝経験校”対決に勝利
6点を先制されるも9点を奪取、鮮やか逆転勝利で2回戦へ
第99回全国高等学校野球選手権大会は11日、大会第4日が行われ、ともに甲子園では春と夏に優勝経験がある強豪同士の対戦となった第3試合は、智弁和歌山(和歌山)が6点差を逆転して興南(沖縄)を9-6で撃破。2回戦に駒を進めた。
先手を取ったのは興南だった。3回、2死満塁の好機を作ると、福元、川満、嘉数の3連続タイムリーで4点を奪取。智弁和歌山の先発・北をノックアウトし、2番手・平田から続く渡辺も2点タイムリー。4連続適時打で一挙6点を奪った。
しかし、智弁和歌山は4回に西川、平田の連続タイムリーで2点を返す。さらに、5回は林の2ランで2点差。興南は上原をマウンドに送るも、冨田の2ランが飛び出し、ついに同点に追いついた。
そして、6回は1死満塁と再び絶好機を作る。ここで、蔵野が興南の3番手・川満からタイムリー。ついに6点差をひっくり返し、7-6とリードを奪った。
8回には林の犠飛、9回には冨田のタイムリーで追加点を奪い、リードを3点に広げる。3回途中からマウンドに上がった2番手・平田は、興南打線を無失点に抑え、鮮やかな逆転勝利。智弁和歌山は1994年に選抜、1997年と2000年に夏の甲子園を制しており、興南は2010年に春夏連覇を達成した強豪同士の対戦は、智弁和歌山に軍配が上がった。
(Full-Count編集部)