名捕手モリーナ、味方投手も呆然の強烈牽制「走者は塁上で寝てはいけない」
ピンチで二塁へ驚愕送球、モリーナ相手では一瞬の油断が命取り!?
カージナルスの名捕手ヤディアー・モリーナが、またしても相手の隙を見逃さない驚愕のプレーを見せた。
10日(日本時間11日)の本拠地ロイヤルズ戦。1点ビハインドで迎えた3回、カージナルスの先発リンは先頭ケインへの四球、2死後のムスタカスへの敬遠四球で一、二塁のピンチを背負う。ここで、エスコバーを打席に迎えていた。
カウント1-1からの3球目はツーシームで空振り。すると、立ち上がったモリーナは少しの間の後に、ほとんどステップすることなく二塁に矢のようなボールを送った。返球を待っていたリンは、呆然とした表情で振り返る。すると、飛び出していた二塁走者のケインが塁間で挟まされていた。
二塁手のウォンがタッチしてケインはアウト。ロイヤルズは追加点を奪うことが出来ずにチェンジとなった。
その後、ロイヤルズが5回に2点を追加したものの、カージナルスが6回に同点に追いつくと、7回に4点を奪取して勝ち越し。8回に3失点で1点差に迫られたが、その裏に1点を追加して8-6で勝利した。モリーナは4回1死一塁の場面でもゴードンの二盗を楽々と阻止するなど、強肩ぶりを存分に見せつけた。
7月14日のパイレーツ戦では、1死三塁の場面で右腕リークがマーサーにストレートの四球を与えた直後に突然、三塁にミサイルのようなボールを送り、本塁に背を向けて帰塁していた三塁走者のポランコを刺したモリーナ。この男が守っている時は、走者は一瞬たりとも気を抜けない。
MLB公式サイトのスペイン語版ツイッターでは、今回の動画を「塁上で寝ていてはいけない。なぜなら、ヤディアー・モリーナが待っているからだ」と紹介している。前日の試合でも盗塁阻止や子猫乱入直後の逆転満塁弾などで存在感を発揮。圧倒的な洞察力、観察力を誇るメジャーNO1捕手は、今年も力強くチームを牽引している。