低迷日ハムの光明―吉井投手コーチ分析、上沢“開花”の要因は「左肩」にあり
12日ソフトB戦まで6試合連続QS達成、6年目右腕はなぜ好投を続けられるのか
低迷する日本ハムにあって、数少ない明るい材料である。上沢直之投手が好投を続けている。
今季は3度の登録抹消がありながらも、4度目の昇格を果たして先発した7月2日のロッテ戦(ZOZOマリン)で6回4安打1失点に封じて今季初勝利をマークし、7月9日のソフトバンク戦(札幌D)でも7回5安打無失点の内容で2連勝。8月12日のソフトバンク戦(ヤフオクD)でも打線の援護なく敗れはしたものの、7回1失点と好投した。
今季初勝利を挙げたロッテ戦から6試合に先発し、その全てで6回以上を投げて自責3以内のクオリティースタート(QS)を果たしている。現在の安定感は、苦しむチームの中でも屈指と言えるだろう。
2011年のドラフト6位で専大松戸高から日本ハムに入団し、今季が6年目となる上沢。2014年には22試合に先発し、8勝8敗の成績を残しているが、2015年は5勝。2016年は1軍登板なしに終わった。
再び頭角を現し、ローテの一角を掴みかけている右腕。好投が続く要因は、どこにあるのだろうか。