前田健太は先発ローテに残れるか…5番手枠を柳賢振と争奪戦と地元紙

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

前田、柳ともに後半戦は好投、ド軍幹部にはうれしい悩み

 1988年以来のワールドシリーズ優勝に向け、レンジャーズからダルビッシュ有投手をトレードで獲得するなど、盤石な戦力を整えたドジャース。エース左腕カーショーやベテラン一塁手ゴンザレスを怪我で欠いていたが、どうやら2人とも戦列復帰の目処が立ったようだ。地元紙「LAタイムズ」では8月下旬にもベストメンバーが出揃うと予想。エース左腕の復帰に伴い激化する先発ローテ枠争いについて、前田健太と柳賢振が先発5番手枠を争うことになると見ている。

 7月23日に腰を痛めて故障者リスト(DL)入りしたエース左腕カーショーだが、椎間板ヘルニアで長期離脱を余儀なくされた昨季と違い、今回は軽症で済んだようだ。記事によれば、今後はシート打撃での登板を経た後、傘下マイナーでリハビリ登板を1、2戦行い、すべてが順調に進めば8月24日頃に戦列復帰することが予想される。

 カーショーが復帰すれば、ドジャースの先発ローテは「カーショー、ダルビッシュ、ウッド、ヒル」になるとし、「ケンタ・マエダとリュ・ヒョンジンが5番手を競っている」とリポート。だが、今季は一時救援に回った前田も6月4日以降は防御率2.26と右肩上がり。柳も12日(日本時間13日)パドレス戦では5回3失点を喫したが、それまでは6月17日から防御率2.08の好成績で、7月30日ジャイアンツ戦、8月6日メッツ戦では2戦連続で7回無失点の好投を披露していた。

 記事では、後半戦に右肩上がりのピッチングを見せる2人をそのままローテーションに残し、4番手予想のヒルをローテから外す可能性にも触れているが、ヒルは7月にナ・リーグ月間最優秀投手賞を獲得するなど勝利に貢献。首脳陣はうれしい悩みを抱えることになりそうだ。

 後半戦は4試合に先発し、3勝0敗、防御率1.23という圧倒的な成績を残している前田。先発ローテ生き残りを目指し、安定感あるパフォーマンスを続けていきたい。

(Full-Count編集部)

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