「監督がいる間に―」 ロッテ二木、白星ならずも伊東監督に「成長」誓う
7回2失点も逆転負けで白星ならず、伊東監督に「まだまだいいところを見せられるように」
ロッテのチーム勝ち頭、二木康太投手は13日の西武戦で7回119球球5安打2失点で勝ち投手の権利を手に降板した。しかし、3-2の9回に抑えの益田が4番浅村から始まる西武打線につかまり、3-6で逆転負け。6勝目はならなかった。
2回に外崎、炭谷の連続長打で1失点。立ち上がりから球数が多く、2回で48球と制球に苦労した。それでも粘って投げ、6回無死二、三塁で浅村に2点目の右犠飛を許したが、山川をカーブで三振。さらに、栗山を左飛と傷口を最小に留めた。
その裏、二木の粘りに応えるように、打線も奮起。中村、鈴木の連続適時打で3点と逆転してみせた。「後半の勝負所でギアを一段あげるのがテーマ」と
言う通り、7回には外崎をフォークで空振り三振。炭谷もフォークで三ゴロ。渡辺からは146キロの速球で空振り三振を奪った。
試合前に伊東監督の今季限りの退任が明らかなった中での先発。「(昨年後半の)悪い時期でも使ってもらって、成長できた。監督がいる間に、もっと成長する姿を見せたいが、まだ残り試合もある。まだまだいいところを見せられるように頑張りたい」とショックを振り払っていた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)