東海大菅生が初の3回戦進出、9回に打者一巡7点猛攻、松本は9回1失点好投
高岡商は5回まで均衡保つも、終盤に踏ん張りきれず
第99回全国高等学校野球選手権大会は14日、大会第7日が行われ、第2試合は東海大菅生(西東京)が高岡商(富山)を11-1で破り、初の3回戦進出を決めた。エース松本が高岡商打線を9回1失点に抑えると、これを打線も守備もバックアップ。打線が9回に畳みかけるなど、チーム一丸となった勝利を飾った。
西東京大会では26回1/3を投げて3失点と好投したエース松本が、甲子園でも存分に力を発揮した。味方打線が1点を先制した直後の2回裏、2死から2連続四球を与えた後、9番・谷内に中堅へ適時打を浴び、同点とされたが、失点はそれだけ。野手の堅守にも助けられながら、スコアボードに「0」を並べた。
打線は2回に6番・佐藤のソロ弾で先制。1-1の同点で迎えた6回に、2番・松井が三塁打で出塁すると、3番・小玉が左翼へ犠飛を上げて、勝ち越しに成功する。7回には9番・松本の適時打、8回には再び小玉が適時打を右翼へ運んで効果的に加点。着実に点差を広げていった。
9回には2四球とセフティバントなどで1死満塁の絶好機を作ると、松井が右中間フェンス直撃の二塁打で走者一掃。さらに小玉が左前タイムリー、5番・奥村が左翼3ランを叩き込むなど、この回一挙7点を挙げて試合を決めた。
高岡商はエース土合が7回3失点と力投するも、打線が繋がらず。1943年以来のベスト8入りを目指したが、2回戦で涙を呑んだ。
(Full-Count編集部)