レ軍20歳新星の剛球撃ちに敵地騒然 チャプマンは左打者に6年ぶり2度目の被弾

本塁打後に空を見上げるデバース【写真:Getty Images】
本塁打後に空を見上げるデバース【写真:Getty Images】

新人デバースがチャプマン撃ち

 ア・リーグ東地区首位を走るレッドソックスが13日(日本時間14日)の敵地ヤンキース戦で3-2と劇的な逆転勝利を収め、2連勝を飾った。1点を勝ち越された直後の9回に20歳のデバースがヤンキース守護神チャプマンから4号同点ソロをマーク。10回にベニンテンディの勝ち越しタイムリーで競り勝った。この試合で9回にチャプマンの102.8マイル(約165キロ)の剛速球を完璧に捉えたデバースの打撃が話題となっている。

 1-2と1点ビハインドで迎えた9回、レッドソックスは先頭のH・ラミレスが三振に倒れ、敗戦が目前に迫った。ここでチームを救ったのがこの日途中出場していた20歳のデバースだった。

 先月25日にメジャーデビューを果たしたばかりの新星は左腕が投じた165キロの剛速球を完璧にはじき返し、左中間へ同点ソロを運んだ。この衝撃の一発に、敵地は騒然となった。

 MLB公式サイトによると、大リーグが現行のシステムで球速データを取り始めた2008年以降、本塁打となった投球では最速のボールだったという。また、デバースの本塁打の打球速度は105.9マイル(約170キロ)、飛距離は423フィート(約129メートル)で、チャップマンが左打者に許した2本目の本塁打だったこともレポートされている。これまでは2011年に当時オリオールズのルーク・スコットに許した本塁打が唯一で、チャプマンにとって左打者への被弾は6年ぶりだったという。

 レッドソックスはデバースの活躍もあり、2位ヤンキースとの3連戦に勝ち越しに成功。ゲーム差を5.5に広げている。

【動画】敵地騒然…レ軍20歳新星の剛球チャプマン撃ち

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