打撃難を抱える“メジャー最速男”に名物記者提言「オフをイチローと過ごせ」

三振後にバットを放るビリー・ハミルトン【写真:Getty Images】
三振後にバットを放るビリー・ハミルトン【写真:Getty Images】

3年連続50盗塁以上のハミルトン、今季すでに48盗塁も打率は…

 昨年メジャー史上30人目となる通算3000本安打を達成したマーリンズのイチロー外野手は、球史に残る機動力を備えた安打製造機として評価が高い。有資格1年目での殿堂入りが確実と言われる背番号51だが、米メディアからライバル球団のスピードスターにヒット量産のコツを伝授するコーチ役に推薦されている。オハイオ州の地元紙「デイトン・デイリー・ニュース」電子版が報じている。

 ライバル球団のスピードスターとは、今や“メジャー最速の男”の呼び声も高いレッズのビリー・ハミルトン外野手だ。2013年にメジャーデビューを果たすと、2014年シーズンは56盗塁、15年シーズンは57盗塁、昨季は58盗塁とハイペースで盗塁を量産してきた。過去2年は故障の影響で試合数が足りず、盗塁王のタイトルを手にできなかったが、今季はすでに48盗塁を記録。初の盗塁王獲得が現実味を帯びている。圧倒的なスピードを武器とする一方、今季は打率.246、出塁率は.296と不調で、俊足を生かす機会が激減している。

 もっとも、これまでの成績をよく見ると、打撃は16年の打率.260がキャリアハイ。どうやら打撃は苦手のようで、せっかくのスピードを生かしきれていない。こういったスピードスターの現状に業を煮やすレッズファンは少なくないようだ。そこで同紙でおなじみのベテラン記者ハル・マッコイ氏が連載する質問コーナーに、こんな質問が届いた。

「ビリー・ハミルトンにゴロを打つように教えられませんか?」

“今週の質問”に選ばれた質問に、レッズの名物記者は「これは老犬に新しい芸を教え込むようなもの」と難しい課題であることを指摘すると同時に、“ある男”の助けが必要だと答えている。

レッズの名物記者が仰天提言、イチローに学ぶか、もしくは映画「メジャーリーグ」に学べ

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