ダルビッシュ、本拠デビュー戦で9勝目ならず 3被弾&自己最少2Kで6回3失点

31歳のバースデー登板はリード許したまま降板、7回は投球練習を行ってからマウンド降りる

 ドジャースのダルビッシュ有投手は16日(日本時間17日)、ホワイトソックス戦で本拠地デビューを果たした。31歳のバースデー登板となった一戦は、6回8安打1四球3失点。クオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成したが、9勝目はならなかった。いずれもソロ本塁打ながら、レギュラーシーズンではメジャー自己ワーストタイの3被弾。2奪三振は自己最少だった。7回が始まる前に1度は投球練習を行ったが、ロバーツ監督がマウンドに向かい、降板となった。

 まさかの立ち上がりとなった。移籍3戦目で初めてドジャースタジアムでの登板となったダルビッシュは、大歓声の中でマウンドへ。しかし、先頭ガルシアへの初球、94マイル(約151キロ)の直球を捉えられる。打球は右翼ポール際にスタンドイン。先制ソロとされ、球場は騒然となった。

 続くサンチェスは一ゴロ。アブレイユにはスライダーをレフト前ヒットとされたものの、デルモニコの痛烈なライナーは一塁手の正面。飛び出したアブレイユはタッチアウトで併殺となり、1失点で切り抜けた。

 2回は簡単に2アウトを奪った後、ナルバエスにレフト前に運ばれる。しかし、アンダーソンは三直で3アウト。すると、その裏にドジャースは相手の暴投で同点に追いついた。

 3回は先頭のピッチャー・ロドンにヒットを許す。ガルシアはニゴロ。二塁アウトで、一塁はセーフと判定されるも、チャレンジで判定が覆り併殺に。サンチェスは左飛で無失点に抑えた。ただ、4回は先頭アブレイユを一邪飛に仕留めるも、デルモニコには甘く入ったスライダーを捉えられる。右翼スタンドへのソロ本塁打。この試合2被弾目で勝ち越しを許した。

 ドジャースはその裏にヘルナンデスのソロ本塁打ですぐに同点に追いつく。しかし、5回を無失点に抑えたダルビッシュは、6回には先頭の強打者アブレイユに速球を捉えられ、レフトスタンドに運ばれる。昨年のポストシーズンでは4本塁打を浴びたダルビッシュだが、1試合3被弾はレギュラーシーズンではキャリアワーストで4度目。すべてソロとはいえ、三度リードを許す痛い一発となった。

 続くデルモニコにはライト前ヒットで、1死から二盗を許す。モンカダをスライダーでこの日初めての空振り三振に仕留めた後、暴投で三塁まで進めるも、ナルバエスもスライダーで空振り三振。2者連続三振でピンチを切り抜けた。

 ダルビッシュは7回が始まる前、救援陣が肩を作る時間をかせぐためか、1度はマウンドで投球練習を行ったものの、ここで降板。90球(ストライク56球)で1点のリードを許したままマウンドを降りた。防御率は3.83となった。

(Full-Count編集部)

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