鮮やか20本目の代打安打 レフト前に落とす打撃は「クラシック・イチロー」!?
球団記録の21本にも「1」、専門家も唸る「引っ張ったとしてもゴロだった」
マーリンズのイチロー外野手が16日(日本時間17日)の本拠地ジャイアンツ戦で代打で登場し、2試合連続安打となる左前適時打を放った。代名詞とも呼べる華麗な流し打ちに地元テレビ局の解説者は「クラシック・イチロー!」と思わず絶叫。イチローはこれでメジャー通算3066安打となり、歴代21位のキャップ・アンソン(3081本)まで残り15本とした。また、今季の代打安打は両リーグトップの20本目で、球団記録の21本まで残り「1」としている。試合はマーリンズが8-1で勝利した。
本拠地マーリンズ・パークを鮮やかなバットコントロールで沸かせた。マーリンズがリードを5点に広げた直後の5回2死一、二塁のチャンス。打席に入ったイチローはカウント2-2から右腕スアレスの外角低めのボールを捉え、レフト前に落とした。
地元テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」の実況は「これは(レフト前に)落ちる! イチローのヒットです! テリスが生還。マイアミは7-1とリードです。彼は歴代21位のアンソンに近づきましたね」とまくし立て、元外野手の解説者トッド・ホランズワース氏も「これはクラシック・イチローじゃないですか!」と華麗な打撃に興奮していた。
「アプローチを見てましょう。外角低めのファストボールについていきました。引っ張ったとしてもゴロだったでしょう。流してレフト前にタイムリーヒットになりました。これで今季の代打安打20本です」
現役時代に新人王に輝いたホランズワース氏が唸るメジャー通算3066安打目。代打安打は今季20本目となり、ロス・グロードが2009年に打ち立てた21本の球団記録まで残り「1」に迫っている。かつての新人王をもうならせるバット捌きで、イチローはチームの勝利に貢献した。
(Full-Count編集部)