阪神が主将福留のサヨナラ犠飛で劇的勝利、首位広島は4連勝でストップ

阪神の高橋聡は史上98人目の500試合登板達成

 阪神は17日、京セラDでの広島戦で劇的なサヨナラ勝ちを収めた。主将福留が9回のサヨナラ犠飛を含む2安打3打点と大活躍。中継ぎ高橋聡は通算500試合登板で無失点救援。投打のかみ合った試合運びで、同一カード3連敗を免れた。 

 先制したのは広島だった。1回に先頭田中が四球を選んで出塁すると、盗塁などで1死二塁。ここで丸がセンターへ打球を運び、そつない攻撃で1点を奪った。

 だが、2位阪神も黙ってはいない。3回に1死二、三塁から北條と福留の連続タイムリーで2点を挙げて逆転に成功。5回にも1死一、二塁から福留とロジャースが適時打と犠飛で2点を挙げ、点差を広げた。

 このまま阪神が逃げ切るかと思われたが、6回に広島打線がつながる。先頭田中と続く菊池が連続で左翼へ安打。さらに丸が四球で無死満塁の好機を作ると、鈴木の右犠飛や阿部の右翼タイムリーなどで3点を加え、同点に追いつく。

 その後は両軍ともに一歩も譲らず、試合は同点のまま9回裏、阪神の攻撃を迎える。阪神はまず先頭の代打俊介が左翼へ安打を放つと、続く梅野がきっちり送って1死二塁。西岡が四球、北條が粘って10球目を左前打で1死満塁の絶好機を作った。ここで打席に立ったのは、すでに2打点を挙げていた福留。ベテラン外野手は広島4番手・中田の2球目を振り抜くと、中堅深くへ飛んだ打球は犠飛となり、三塁走者の俊介がサヨナラのホームを踏んだ。
 
 ベテランの活躍で同一カード3連敗を免れた阪神は、首位広島までのゲーム差を9.5とした。

(Full-Count編集部)

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