期間限定1軍昇格の日本ハム新人堀、ホロ苦2被弾も手応え「直球は通用する」
9日間限定の1軍昇格、栗山監督「すごくいい経験をしたと思う」
7回を任せた理由について栗山英樹監督は、経験を積ませるためだったことを明かした。「明日(18日)ファームに帰すことが決まっていたので、今日どこかで必ず投げさせると決めていた。あそこは面白い打順。いけると思っていったが、すごくいい経験をしたと思う。これからトレーニングをする上でもどういうことが必要なのか分かると思った」。今後の成長を加速させるためのステップだった。
高卒1年目。まだ体が完全にできていないため、9日からこの日までの期間限定昇格だった。当初は2試合の登板予定だったが、9日の楽天戦、13日のソフトバンク戦でそれぞれ1イニングずつを抑える好投。栗山監督の強い希望で、この日3試合目が追加になった。
堀にとっては密度の濃い9日間。「下で長いイニングを投げるように言われたので、先発としてできればと思います。今回ストレートが通用するのはわかりました」と前向きに語った。この日許した2本塁打はいずれも変化球を打たれたもの。明確になった収穫と課題を手に入れ、本拠地を後にした。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)