右肩炎症でDL入りの岩隈久志、メジャー復帰時期は未定と米メディア報じる
6月に3Aで登板、その後もブルペン入りしたが、回復状態は一進一退
右肩の炎症で故障者リスト(DL)入りしているマリナーズの岩隈久志投手。5月3日以来戦列を離れている右腕だが、レギュラーシーズンが残り2か月を切った現在も、メジャー復帰時期は未定であるという。球団公式サイトが伝えている。
当初の診断では4~6週間での戦列復帰が期待されていたが、6月19日(日本時間20日)に傘下3Aタコマでリハビリ登板。ここで依然として右肩に違和感が残るために、再びノースロー調整で肩を作り直していた。8月に入ってから再びブルペンでの投球練習を行っていたが、ここでも「投球フォームがしっくりこないようだ」と地元紙が報じるなど、回復までの道のりは一進一退を続けている。
記事によれば、岩隈は今月16日(同17日)にキャッチボールを再開。1日も早い復帰を目指すが「断続的な問題を抱えており、復帰に向けての明確な予定はない」と伝えている。
8月17日現在、チームは61勝61杯の勝率5割でア・リーグ西地区3位につけている。同地区はアストロズが首位を独走しているため、地区優勝の可能性は低いが、ワイルドカード争いではプレーオフ出場権が手に入る2位まで1.5ゲーム差の4位という好位置につけている。エース右腕ヘルナンデスが本調子ではなく、パクストンも長期離脱が決定。チームとしては、先発ローテの手助けは是が非でも欲しいところだろう。
このまま順調に回復し、9月中には戦力として悲願のプレーオフ進出に貢献できるのか。誰よりも岩隈自身がもどかしさを募らせているのかもしれない。
(Full-Count編集部)