ダルビッシュ、移籍後7打席7三振は「左手親指打撲」影響? 地元紙が報じる
ドジャースデビュー戦で負傷、「腰の張りに続く、2番目の怪我」
ドジャースのダルビッシュ有投手が、利き腕とは逆の左手の親指を打撲していたと地元メディアが報じた。指名打者制がなく、投手も打席に立つナ・リーグの打席で苦しんでいると地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が伝えている。
ダルビッシュは31歳の誕生日を迎えた16日(日本時間17日)に本拠地デビューを果たした。6回終了時点で腰の張りを訴えて降板。6回8安打3失点で1点のリードを許してマウンドを降りたが、9回にドジャースが奇跡的な逆転サヨナラ勝ち。ダルビッシュに勝敗は付かなかった。この試合では2回打席に入ったが、いずれも三振に終わっていた。
記事では、過去2試合でダルビッシュが4度打席に立ち、バットを振ったのは4回だけで、14球を見逃して、いずれの打席も三振に終わったというデータを紹介。デビュー戦も含めて7打席7三振という結果に終わっている日本人右腕の冴えないバットには、理由があったと伝えている。
「シカゴ・ホワイトソックス相手に逆転勝利を挙げたドジャースで2度ぎこちない打席に終わった後、ダルビッシュはニューヨーク・メッツ戦でドジャースデビューした時に左手親指を打撲し、未だ悩まされていることを明らかにした」
同紙はこのように言及。ダルビッシュは4日(同5日)のメッツ戦でジェイコブ・デグロムのボールを空振りした際に負傷しており、通訳を介して、痛みの生じないスイングを模索していると語ったという。ドジャースに移籍するまで、日米通じてプロ生活で指名打者制のリーグでプレーしてきた右腕。ただ、レンジャーズ時代には交流戦の打撃で意欲的な姿勢を見せることも多く、昨年8月24日のレッズ戦でメジャー初の本塁打を放つほどのパワーの持ち主でもある。
ピッチングには影響が少ないと思われる左手の親指の故障について、記事では「親指は腰の張りに続く、2番目の怪我だ」と報じている。デイブ・ロバーツ監督は、日本人右腕が次回もローテーション通りに先発すると明言しているが、ダルビッシュがバットから快音を響かせるには、親指の怪我の回復を待たなければいけないかもしれない。
(Full-Count編集部)