下位打線爆発の広陵が10年ぶり準決勝進出、仙台育英は9回に反撃も届かず
仙台育英は粘りの攻撃を見せるも、2年ぶり準決勝進出ならず
第99回全国高等学校野球選手権大会は20日、大会第12日が行われ、第3試合は序盤に畳みかけた広陵(広島)が仙台育英(宮城)を10-2で下し、10年ぶりの準決勝進出を決めた。広陵はプロ注目の強打捕手・中村に一発は出なかったものの、下位打線が6打点と奮起。投手陣は再三のピンチを凌いで白星を掴んだ。
広陵打線は初回に畳みかけた。1回表、1死から四球と中堅への二塁打で二、三塁とすると、4番・加川が右翼へ犠牲フライを上げて1点を先制する。なおも四球で2死一、三塁とすると、暴投の間に1点を追加。2死二塁から6番・大橋が中堅へタイムリーを運び、3点目を挙げた。
3回表にも再び打線がつながる。2死二塁から大橋がセンターへ二塁打を放ち、2打席連続のタイムリー。さらに松岡、丸山が3者連続タイムリーでつなぎ、6-0とリードを広げる。7回にも1死一、三塁から7番・松岡がこの日3安打目となる遊撃内野安打を放ち、1点を追加した。
9回にも攻撃の手を緩めず。振り逃げをから2死二塁とすると、9番・佐藤がセンターへ適時打を運んで1点を追加。さらに2四死球で2死満塁としたところで、2番・吉岡が三塁線を破る2点タイムリーで10点目を挙げた。
仙台育英は3回に3番・山田の右犠飛で1点、6回には3連打で1点を追加。7回、8回と走者を得点圏に進め、9回には2点を返したが、好機での一打が出ずに敗れた。
(Full-Count編集部)