日ハム勝ち越し 上原がプロ初勝利、大谷3打点&中田2打点&レアード2打点
大谷は3本の適時打放つ活躍、西武は今季初めて日ハムに痛恨負け越し
日本ハムが今季初めて、西武相手にカード勝ち越しを決めた。20日の西武戦(札幌D)。3番大谷が3安打3打点、4番中田が2安打2打点、5番レアードが1安打2打点とクリーンアップが機能して9点を奪い、9-3で勝利した。先発の2年目・上原が5回無失点でプロ入り初勝利を挙げた。
初回に中田の左前適時打で幸先よく先制点を奪った日本ハム。大谷が3回1死一、三塁で右前適時打、5回無死一、二塁では中前適時打、6回2死一塁では右中間フェンス直撃の適時二塁打と3本のタイムリー。中田も6回にこの日2本目の適時打を放って、リードを広げていった。3点差に迫られた直後の8回にはレアードのリーグ単独トップに立つ29号2ランも飛び出した。
先発の上原は5回まで5つの四球を与えながらも粘りの投球。5回、源田を中飛に打ち取り、1死を取ったところで、マメが潰れたのか、一度ベンチに下がるアクシデントがあったが、再びマウンドへ。ユニホームの左太もも付近を血で染めながらも、5回を投げ抜いた。その後はリリーフ陣がリードを守り抜き、2年目の左腕は嬉しいプロ初白星を掴んだ。
西武は痛い黒星を喫した。先発のファイフは5回途中7安打4四球で4点を失い、KOされた。打線も、8月15日に復帰した森を今季初めて捕手で起用し、指名打者にメヒアを置いたが、機能せず。リードを広げられた7回に源田が適時打、8回には栗山が8号2ランを放ったが、反撃が遅かった。1位、2位のソフトバンクと楽天が直接対決を戦う中で、日本ハムに負け越し。上位2チームとの差を詰められるチャンスで、痛い2敗となった。