遊撃名手のダイブ→“ミサイル送球”で試合終了 驚異の美技に「勝利より感銘的」
エチャバリアがまた驚愕の美技、「毎年ゴールドグラブ賞を取るべき」
レイズのアデイニー・エチャバリア内野手が、20日(日本時間21日)の本拠地マリナーズ戦でまたしても驚愕の美技を見せた。
最後の最後のプレーだった。レイズの3点リードで迎えた9回。2死一塁の場面でマリナーズの強打者クルーズがレイズ守護神コロメの速球を捉える。痛烈なゴロが三遊間の深い位置へ。すると、遊撃のエチャバリアが豪快にダイブ。体をいっぱいに伸ばしてグラブに打球を収めると、すぐに立ち上がり、一塁へ“ミサイル”のようなボールを送った。
三遊間最深部からの送球は勢いが落ちることなく、ワンバウンドで一塁手のミットへ。クルーズは間一髪でアウト。衝撃的なプレーでゲームが終了した。地元テレビの実況は「なんてことだ! エチャバリアによるなんてプレーだ!」と大興奮。本拠地も大歓声に包まれた。
今季途中にマーリンズから移籍したエチャバリアは、これまでも高い身体能力を生かした驚異的なプレーで美技を連発してきた。マーリンズ時代には、2015年にゴールドグラブ賞に輝いた二塁手ゴードンとの二遊間コンビも圧巻だった。そして、レイズに移籍後もファインプレーを“量産”している。
MLB公式サイトがツイッターでこのプレーを紹介すると、ファンからは絶賛のコメントが相次いだ。
「この男は毎年、ゴールドグラブを受賞するべきだ」
「レイズが勝ったことよりも(このプレーの方が)感銘的」
「なんて素晴らしいプレー」
ア・リーグの遊撃手には、アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)、ホセ・イグレシアス(タイガース)、昨年のゴールドグラブ賞受賞者フランシスコ・リンドーア(インディアンス)といった超人的な守備を連発する名手が揃うが、エチャバリアもゴールドグラブ級の守備力を誇るとの声が挙がった。
また、「あなたが恋しい。マーリンズは彼をキープしておくべきだった…」というマーリンズファンからのコメントも。これからも名手のプレーから目が離せない。