鷹3年目左腕・笠谷が1軍初昇格へ 倉野コーチ「将来性を買って経験させたい」
武田と塚田を抹消、ホーム6連戦へ先発ローテ一部変更
21日、ソフトバンクは武田翔太と塚田正義を登録抹消した。武田は21日に行われた先発投手練習にも参加したが、今後は1軍に帯同したまま10日後の先発登板を目指すことになる。
楽天との首位決戦3連勝で勢いに乗るソフトバンク。22日からのホーム6連戦を前に先発ローテを一部変更し、首位固めを図る。20日の楽天戦で制球に苦しんだ武田を21日に抹消。倉野信次コーチは「10日後を目指して1度抹消する。その間は1軍に帯同して調整させる」と、順調にいけば31日の日本ハム戦(札幌D)で復帰させることを示唆。
また、倉野コーチは22日からの西武戦の先発をバンデンハーク、石川柊太、中田賢一でいくことも明言した。「中田は先発というよりも中継ぎの一番手という感覚で。みんなでつないで勝ちに持っていきたい」と倉野コーチ。続くロッテ戦は、東浜巨、千賀滉大、3戦目では和田毅の1軍復帰が決定している。和田については球数制限付きの登板となる予定だ。
抹消の武田と塚田に代わっては、3年目の左腕・笠谷俊介と本多雄一の昇格を予定。初の1軍昇格となる笠谷について倉野コーチは「将来性を買って(1軍を)経験させたいというのはある」と語った。筑後の自主トレで和田から多くのことを吸収した笠谷は、中継ぎとして2軍戦11試合に登板し、防御率1.35の成績を挙げている。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)