ソフトBバンデン、西武を「1番から9番までマーク」で7回無失点10Kの快投
上り調子の要因は昨年の故障経験「自分の身体のことを知った」
ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手は22日、西武との3連戦初戦に先発した。7回2安打10奪三振1四球無失点と快投。重要な一戦でゲームを作り、リードを守ってマウンドを降りた。
初回に2死からヒットと四球で一、二塁とされたものの、森は空振り三振。その後、出塁を許したのは4回の森のヒットの1度だけ。ほぼ完璧なピッチングだった。
前日の投手練習でも明るい表情を見せていたバンデンハーク。自身3連勝で迎えた強力“獅子打線”との対戦。パ・リーグでは最も勢いのあるチーム相手に、いつもどおりカード勝ち越しを果たすため、大事な初戦を任された。
右腕は「いつもやっているようにキャッチャーとしっかりコミュニケーションを取って試合に入りたい。1番から9番までバランスが取れたチーム。全員しっかりとマークしていきたい」と重要な一戦に向けて警戒を強めていたが、見事に相手を封じていった。
夏場に入って調子を上げている要因を「健康面が一番だね」と語るバンデンハークだが、そこには故障に泣いた昨年の苦い経験が生かされているという。「おかげで自分の身体のことを知ることができた。今シーズンは予防やストレッチなど細かいことをやれている」と語る。
自身の無敗記録を更新中のヤフオクドームで、中盤までロースコアの展開に持ち込み、しっかりと“バンディらしさ”を発揮した。
(Full-Count編集部)