ホークス不動の遊撃・今宮が見つけた“芯”、課題の打撃がようやく開花
打席では「力まず、力感なく打っていこう」という意識
開眼の要因は「力まず、力感なく打っていこう」という意識が大きい。昨季までは自分の中で確固たる打撃スタイルがなかなか掴めず、形がコロコロと変わっていた。今季、ようやく自分の“芯”となるものが見つかった。「去年より確率は上がっている。成長を感じている部分はあります。今年1年、コーチからも言われることはありますけど、これだけは、というのは変えない1年に、それは曲げずにやっていきたいと思っています」という。
22日の3ランで今季9本塁打。昨季初めて10本塁打を放って2桁本塁打をマークしたが、2年連続の2桁本塁打、さらには自己最多の更新も射程圏に捉えた。成長の一途を辿っている打撃面。4年連続ゴールデングラブ賞に加えて打力が備われば、球界ナンバーワンのショートストップと、誰しも認める存在になる日は近い。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)