「これは手品ではなく魔術」!? 好打者のけぞらせた驚異のカーブが話題に
ストラスバーグが驚異のカーブでアルテューベを三振斬り
ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手が24日(日本時間25日)の敵地アストロズ戦で見せた驚異のカーブが現地で話題となっている。
この日の初回だった。先発登板したストラスバークは2死走者なしの場面で3番アルテューベに対して97マイル(約156キロ)のストレートを3球続け、1-2と追い込むと、一球外角に外した直後の5球目にカーブを選択。内角からストライクゾーンへの鋭く切れ込んでいく軌道で、今季リーグトップの打率.357を誇る巧打者をのけぞらせ、見逃し三振に仕留めた。
2014年に最多奪三振に輝いているストラスバークは今季4年連続の2桁勝利に到達しており、この日も6回3安打7奪三振無失点の好投。2点リードの状況で降板し、11勝目の権利を得ていたが、その後、救援陣が追いつかれて白星を逃した。それでもナショナルズは延長戦の末に5-4と競り勝った。
試合後、驚異的な変化を見せた85マイル(約137キロ)のカーブは話題となり、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」でも特集。「スティーブン・ストラスバーグの素晴らしいカーブボール、ホセ・アルトゥーベの膝をガクッと崩す」との見出しで「これは手品ではない。カーブボールの体を成したストラスバーグの魔術である」とレポートし、「我々の誰もがこの投球に度肝を抜かれただろう」と伝えた。