広島ジョンソンが悪夢払拭の好投 緒方監督も称賛「球の力もあった」
マジック再点灯「21」、好投のジョンソン「思うような組み立てができた」
広島は25日、マツダスタジアムで行われた中日戦に9-1で勝利した。3試合連続サヨナラ負けから地元に戻っての快勝で、前日に消えたマジックが「21」で再点灯した。緒方監督は「今日はジョンソンでしょう」と、今季2度目の戦線離脱から復帰した左腕エースを称賛した。
8回を投げて打たれたヒットはわずかに2本。無失点でチームの横浜での悪夢を払拭する投球だった。
「今季は扁桃炎と足の故障で3か月離脱し、チームに対して何もできていなかった」というジョンソンは、右打者へのカットボールを効果的に使い、今季一番とも言える内容で5勝目を挙げた。
緒方監督は「球の力もあったし、いいリズムで攻撃につながる投球だった」と、投手陣が苦しい状況での左腕エースの復活に満足そうだった。
「今日は思うような組み立ての投球ができた。ケガに悩まされたシーズンでこういうピッチングができたのは嬉しい」というジョンソンの好投に、緒方監督が「4点の先制点は大きかったが、前のカードではなかなか追加点が取れなかった。後から出た選手が活躍して得点できたし、つながりのある攻撃ができた」という攻撃で、チームは悪い流れを断ち切った。
今季、高勝率を誇るマツダスタジアムでの快勝に、緒方監督は「ホームは雰囲気が全然違う。大きな声援が選手の力になった」と、最後はファンに感謝した。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)