ホークス中村晃、自身初の2試合連続弾にも感想は「ないです」
足で稼いだ内野安打含め猛打賞、「ああいうヒットが増えればいい」
ソフトバンクの中村晃が25日のロッテ戦で自身初となる2試合連続本塁打を放ち、ヤフオクドームのファンをわかせた。
苦しんでいた打撃に復調の兆しが見えてきた。23日の西武戦でいい当たりの二塁打2本を含む猛打賞、24日にはライトスタンド中段まで運ぶ2号ソロ、そして25日には2試合連続弾を含む猛打賞。ここ3試合で7安打と“中村らしさ”が戻ってきた。打率も上昇したが「あまり気にしてない。(チームが)勝てばいい」と、淡々と語った。
連日の本塁打は、どちらも打った瞬間にそれとわかる見事な当たり。2試合連続にも「初めてですね」と言葉少な。感想を求めると「ないです」ときっぱり。それもまた“中村らしさ”だ。
23日の2本の二塁打も連日の本塁打も思い切り引っ張った当たりだが、この日の第3打席は一転してショートの深い位置に転がし、足で稼いだ内野安打。続く打席ではきれいにセンター方向に強い打球を放った。広角に打ち分け、中村本人も「ああいうヒットが増えればいい」と語る。
最近は守備の面での貢献度が高く、優れた打球判断で好捕を連発。本来の打撃が戻ってくれば、中村晃の存在感はますます高くなっていくはずだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)