前田健太、後半戦は防御率2.52 地元紙称賛「6月のブルペン暮らしは遠い記憶」
6回1失点の好投で12勝目、本人も手応え「今はストライクを入れるように意識」
ドジャースの前田健太投手が25日(日本時間26日)、本拠地ブルワーズ戦で6回1安打7奪三振1失点と好投し、12勝目(5敗)を挙げた。被安打1は先発試合では自身メジャー最少。「プレーヤーズ・ウィークエンド」のイベントで各チームの選手たちがニックネーム入りのユニフォームで出場する中、「MAEKEN」の愛称を背負い、チームを2連勝に導いた。前田は今季序盤戦の不調から一時は救援投手に配置転換となったが、地元メディアは最近の好調ぶりから「6月のブルペンを遠い記憶にした」と高く評価している。
「MAEKEN」は凄かった。ブルワーズ打線を2回のソロ弾による1失点に抑えるパフォーマンスで今季12勝目。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は日本人右腕のオールスター明け後の無双ぶりについて紹介している。
「マエダはオールスター休暇後、防御率2.52。6月の短期間のブルペン暮らしを遠い記憶にした」
前田は今季開幕直後、苦しんだ。打ち込まれ、4月の防御率は6.58。6月9日のレッズ戦と同23日のロッキーズ戦は救援登板となった。これがカンフル剤になったのか、6月の防御率は1.71に向上。オールスター明け後にはレンジャーズからダルビッシュ有投手がトレードでやってきて、さらに先発投手陣の層は厚くなったが、防御率2.52とブルペンへの配置転換を忘れさせるほどの充実のピッチングを続けている。
前田は試合後、苦しんだ前半戦からの修正点を明かしている。記事によると、通訳を介して「今年の序盤戦は何度もカウントを不利にしていたと思う。今は楽にアウトを取ろうとしている。ストライクを入れるように意識しています」と自己分析したという。
チームは3-1で勝利し、相変わらず強さを見せつけている。終盤戦に向けて調子を上げている日本人右腕は、どれだけ勝ち星を重ねていくだろうか。
(Full-Count編集部)