「間違いなく特別」―復帰戦のソフトB和田、井口との最後の対戦へ秘める思い
「ボクが投げる時にいっぱい打ってくれた」井口との最後の対決にも注目
まさかの連敗で“連敗ストッパー”としての期待を背負う形となってしまった。それでも、自らの経験値によって周りの期待を自分の力に変えてくれることだろう。
27日の和田の登板には、もう1つ注目すべき点がある。今季限りでの引退を表明した元チームメート、井口資仁との対決だ。ソフトバンクとの3連戦終了とともに引退試合までの登録抹消を申し出た井口にとって、27日が思い出の地・福岡でのラストゲームとなる。
「2003年、ボクが新人として入った年に井口さんには公私ともにお世話になりました。ボクが投げる時にいっぱい打ってくれた印象がありますね。(和田が先発した)日本シリーズ第7戦のホームランはすごかった」とルーキーイヤーの思い出を語った和田。それだけに「自分にとっても大事な復帰戦だが、特別な思いで投げることは間違いない」と言い切った。福岡ダイエー時代を知るファンにとっては、忘れられない対決となりそうだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)