退場のジラルディ監督、田中将大の快投絶賛「大半をテレビで見たけど(笑)」
3回に守備妨害を巡って抗議→退場、田中は「非常にいい投球だった」
ヤンキースの田中将大投手は27日(日本時間28日)、本拠地でのマリナーズ戦で10勝目(10敗)を挙げた。初回こそ1失点したが、2回以降は落ち着いた投球で、7回10K1失点の快投。この日、3回に守備妨害を巡る抗議で退場処分となったジラルディ監督は試合後「大半をテレビで見た」と苦笑しながらも「非常にいい投球だった」と右腕のパフォーマンスを絶賛した。
ジラルディ監督は3回の守備中に、マリナーズのセグラが併殺プレーを妨害するような走塁をしたとして審判団に抗議。途中から激高して退場処分となった。監督室のテレビで試合を見ていた指揮官は、この日の田中について「全球種がよかったと思う。2回以降はスプリットもスライダーもカッターもよかった。真っ直ぐもよかった」と高評価。初回に先制を許すなどもたつきはしたが「立ち上がりに調子を掴むまで時間がかかる投手は多い。(その後は)よく立ち直って、今日の結果につなげた」と称えた。
田中自身、この日のポイントに1回を最少失点で切り抜けたことを挙げたが、指揮官も同意。2死目を奪ったシーンを挙げ「シーガーを三振に仕留めたのが大きかった」とし、複数点を与えずに切り抜けた投球を評価した。
24日(同25日)タイガース戦に続く退場処分となったジラルディ監督だが、チームが勝利したためか最後まで舌鋒鋭く、審判団の判定に抗議を続けた。
(Full-Count編集部)