片道5時間かけて来場するファンも…日本ハムが実施するイベントの魅力とは
「丁寧な接客」は球団としての財産の一つ
――本日開催されているイベントで言うと、札幌ドーム前の広場で北海道のグルメを集めたイベントを開催していますよね。
橋本氏:オープンテラスでのイベントは毎試合やっているわけではないですが、この期間は「なまらうまいっしょ!グランプリ」というものを開催しています。北海道の美味しいものだけを集めた企画をやっていて、北海道の方にもっと北海道を知っていただき、道外の方にも北海道の魅力を知っていただくいい機会になっているのかなと感じます。
――場内を歩いていて気になったのですが、“お困りではありませんか?” というボードを持ったスタッフの方を見かけました。すごく丁寧で親切な対応でした。
橋本氏:主に席案内ですとか、総合案内のボランティアさんとして場内で案内をしていただいています。親切な接し方でたくさんのコミュニケーションを取っていただいているので、お客様からは非常に良いお声をいただいております。これは全体に言えることですが、“丁寧な接客”という点には力を入れてやっています。ボランティアの方々や、その他のスタッフを含め、球団としての財産の一つであると思います。
――それでは最後に、今回のコロコロコミックとのタイアップイベントや、様々なイベントをきっかけに初めて足を運ばれた方もいらっしゃると思います。今回のイベント開催で興味を持たれた方々へのメッセージをお願いいたします。
橋本氏:最初はコロコロコミックという身近なものをきっかけとして来ていただいたと思いますが、野球だけでなく、球場で楽しめるコンテンツをたくさん用意しています。野球が特に好きというわけでなくても、楽しいねって感じてもらってまた来場していただければベストであると思いますので、ぜひとも球場に足を運んでみてください。
札幌ドームでは、他では味わえないような人々の温かみに触れることができる。3ボール0ストライクとなり、ピッチャーが不利なカウントになると自然とスタンドから沸き起こる拍手。そしてインタビューでも触れたように、ボランティアをはじめとするスタッフの丁寧な接客や案内など。それは北海道日本ハムが移転後から継続して行ってきた地道な活動によるものが大きいだろう。だからこそ、北海道はもちろんのこと、道外の人々までをも魅了し、時間をかけてでも足を運びたいと思わせるのだ。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)