青木宣親の戦力外は苦渋の決断 ブ軍監督が心境吐露「簡単ではなかった」
ブルージェイズが青木を戦力外に、ギボンズ監督「もっと投手が必要」
ブルージェイズは28日(日本時間29日)、青木宣親外野手をメジャーでプレー可能となる40人枠から外し、戦力外にしたと発表した。球団側は今後、ウエーバー公示を行う。同球団は代わりに傘下のバッファロー・バイソンズからリオネル・カンポス投手を昇格させた。青木の戦力外に関してジョン・ギボンズ監督が苦渋の決断だったと明かしている。球団公式サイトが伝えている。
7月31日にアストロズから電撃トレードで加入した青木は新天地で12試合の出場ながら、32打数9安打、打率.281、3本塁打、8打点と結果を残し、前日のブルワーズ戦でも4打数3安打1本塁打2打点と活躍したばかりだった。
青木の戦力外をレポートした球団公式サイトではギボンズ監督のコメントも紹介。指揮官は記事の中で「簡単ではなかった」と苦渋の決断だったことを明かし、「この選手は素晴らしい働きをしてくれた」と活躍を評価。一方で、「我々はもっと投手が必要だ。ブルペン陣を増員する必要があり、2~3日後には拡充されるだろう」と説明した。またベンチ入りできる選手の数が25人から40人に拡大される9月以降に新たな外野手が加わる可能性も明かし、「だからその場合、あまり出場機会はないと思うんだ」とも語っている。
一方で、青木の戦力外を伝えた球団公式ツイッターにはファンから怒りの声が多数寄せられており、球団側の決定を疑問視する見方も少なくない。ファンから惜しまれる35歳のベテランには今後、どのような去就が待っているのか。その動向が注目される。
(Full-Count編集部)