イチローも唖然、本塁打量産スタントンは「まるでファミコン」米紙伝える
後半戦に量産体制突入、ここまでシーズン62本塁打ペース
マーリンズの主砲ジャンカルロ・スタントン外野手が、驚異のペースで本塁打を量産している。27日(日本時間28日)本拠地パドレス戦で、同点の8回に右中間へ勝ち越し2ランを放ち、ついに今季50本塁打をマークした。メジャーでは2013年にクリス・デービス(オリオールズ)が達成して以来の大台到達で、2001年にサミー・ソーサとバリー・ボンズが記録して以来の60本塁打到達に期待が掛かる。
7月の球宴以降は42試合で24本塁打、8月は26試合で17発目と驚異的なペースで本塁打を量産。ここまでシーズン62本塁打ペースできており、球宴以降のペースで本塁打を量産し続ければ、69本塁打に到達する計算となる。16年ぶり史上6人目の60本超えの可能性が高いスラッガーには、殿堂入り確実と言われる“レジェンド”イチローも驚きを隠せないようだ。地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版によると、主砲スタントンの活躍ぶりにイチローは「テレビゲームのようだ」と話したという。
記事によれば、スタントンの持つパワーについて質問されたイチローは「小学生の頃に発売されたファミコンに、野球のゲームがあったんですよ」と話し始めたという。「初めは日本の球団しかなかったんですけど、新バージョンには、ホームランしか打たないメジャー球団があったんです。僕たちが今目撃していることは、まさにそのゲームですよね。まるでファミコンのゲームですよ」と話し、スタントンのパワーと驚異のペースはテレビゲーム級だとしたそうだ。
メジャー16年目という驚異のペースで3000安打を達成したイチローですら驚かせるスタントンの存在。残り32試合で60本塁打到達なるか。あるいは、さらにペースを加速させ、ボンズとマーク・マグワイアしか達成したことがない、史上3人目の70号達成なるか。いずれにしても、野球ファンの夢を膨らませる存在であることは間違いない。
(Full-Count編集部)